e・パーセル電子宅配便 - イーパーセル株式会社

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2013年6月3日 『日経産業新聞』 (1面) 記事要約

  医療向け大量データ通信
                                国内外で迅速に

イーパーセル·価格10分の1

電子データ配信サービスのイーパーセル(東京·千代田)は、医療機関向けに大容量データを送受信できるサービスを始めた。

専用回線を借りる場合の10分の1のコストで、通信網が不安定な地域でも確実に送受信できる。病院での診断や治療で海外から人を呼び込む「医療ツーリズム」などで、病状情報や診断結果を国内外でやり取りするといった利用を見込む。

 

同社のデータ配信サービスは、情報の送り手側が専用サーバにデータを送るとともに、受け手側にデータダウンロード用サイトのURLを送る。ダウンロード中に通信が途絶しても途中から再送信しデータを確実に届ける。通信インフラが未整備な地域との間でも使える。

月間10~50GB程度のデータを海外とやり取りする場合、料金は月30万円程度。専用の通信回線を確保して同程度のデータ交換をすれば、月数百万円かかる場合もある。

これまでは製造業が主要顧客で、3次元CAD(コンピュータによる設計)データなどの送受信に使われてきた。イーパーセルは医療向けサービスを始めるに際し、日本と海外の間でデータ送受信の時間を短縮した。従来は日本のサーバだけだったが、新たに米欧や中国、タイやマレーシアなど世界13ヶ国で現地のデータセンターと契約。現地サーバを使い伝送時間を短縮した。

コンピュータの断層撮影装置(CT)の撮影画像の場合、容量が大きいものは1セットで1GBにもなり、同社の従来サービスで日本と海外の間で送受信する際は1時間ほどかかっていた。これを6分程度まで縮めた。

今後、医療を中心に金融や流通にも導入を働きかけ、現在約700社の顧客を3年後に1000社に増やしたい考えだ。

 

営業強化にあたり、自社の特許もアピールする。通信が途切れても途中から再送信する技術は現在IT企業の多くが採用するが、イーパーセルは1990年代に米国で特許を取得済み。同社は同技術について、米グーグルなど世界のIT大手13社に対し昨年特許訴訟を起こし、このほど和解が成立、ライセンス契約を勝ち取った。

 

 

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